【相続戸籍⑧】転籍していると戸籍が増える理由

相続手続きのために戸籍を集め始めると、
「戸籍が何通も出てきた」
ということがあります。
現在の戸籍だけ取れば終わりだと思っていたのに、昔の戸籍まで必要になることも少なくありません。
なぜ戸籍が増えるのでしょうか。
この記事では、相続で戸籍が何通も必要になる理由の一つである「転籍」について、分かりやすく説明します。

結論

転籍とは、本籍地を別の場所へ変更することです。
本籍地を変更すると、新しい戸籍が作られます。
そのため、人生の中で転籍をしている人は、その回数だけ戸籍が増えることがあります。
相続では家族関係を確認するために過去の戸籍も必要になるため、結果として複数の戸籍を集めることになります。

なぜそうなるの?

戸籍は、本籍地ごとに作られています。
そのため、本籍地を変更すると、それまでの戸籍とは別に、新しい戸籍が作成されます。
イメージとしては、引っ越しで住所が変わるのではなく、「戸籍の保管場所が変わる」と考えると分かりやすいかもしれません。
新しい戸籍ができても、過去の戸籍が消えるわけではありません。
相続では、その過去の記録も確認する必要があります。

詳しく解説

例えば、結婚後に本籍地を変更した方もいます。
また、

  • マイホーム購入をきっかけに本籍地を移した
  • 実家から現在の住所へ本籍地を移した
  • 夫婦で本籍地を変更した

というケースもあります。
本人にとっては一度の手続きでも、戸籍上は新しい戸籍が作られています。
そのため、現在の戸籍だけを見ると、昔の記録が載っていないことがあります。
相続では、亡くなった方の家族関係を出生までさかのぼって確認するため、過去の戸籍も集める必要が出てきます。

よくある勘違い

今の戸籍だけあれば十分?
必ずしもそうではありません。
現在の戸籍には、過去の家族関係がすべて載っているとは限りません。

そのため、「今の戸籍を取ったから終わり」と思っていると、後から追加で戸籍が必要になることがあります。
転籍すると昔の戸籍はなくなる?
なくなりません。
過去の戸籍も大切な記録として保存されています。
相続では、その過去の記録を確認することがあります。

実務上のポイント

相続で戸籍を集めるときは、
「現在の戸籍だけで終わるとは限らない」
と考えておくと安心です。
特に、

  • 本籍地を何度か変更している
  • 昔に転居が多かった
  • 家族関係が複雑

という場合は、必要な戸籍が増えることがあります。
戸籍を取得している途中で別の戸籍が見つかることも珍しくありません。
そのため、まずは現在の戸籍を取得し、そこから順番に過去へたどっていくことが大切です。

まとめ

転籍とは、本籍地を変更することです。
本籍地を変更すると新しい戸籍が作られるため、転籍の回数によって戸籍が増えることがあります。
相続では、亡くなった方の出生から死亡までの家族関係を確認する必要があるため、現在の戸籍だけでなく、過去の戸籍も集めることがあります。
戸籍が何通も出てきても、異常なことではありません。
まずは現在の戸籍を取得し、そこから過去の戸籍を順番に確認していきましょう。

戸籍集めで迷ったときは、まずはお気軽にご相談ください。

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