【相続戸籍⑥】除籍謄本って何ですか?

相続の手続きを進めていると、
「戸籍謄本」
「除籍謄本」
「改製原戸籍」
という言葉が出てきます。
その中でも、「除籍謄本って何ですか?」という質問はよくあります。
名前からして難しく感じますが、実は仕組みはそれほど複雑ではありません。
この記事では、
・除籍謄本とは何か
・なぜ相続で必要になるのか
・戸籍謄本との違い
を分かりやすく解説します。
結論
除籍謄本とは、その戸籍にいた人全員がいなくなった戸籍のことです。
相続では、亡くなった方の家族関係を確認するために必要になることがあります。
なぜそうなるの?

戸籍には家族が記録されています。
しかし、
・結婚して別の戸籍に入る
・本籍地を移す
・亡くなる
などによって、戸籍から人がいなくなることがあります。
そして、最後に残っていた人も戸籍からいなくなると、その戸籍は役目を終えます。
この状態になった戸籍を「除籍」といいます。
つまり、「今使われている戸籍」ではなく、「過去の戸籍」と考えるとイメージしやすいでしょう。
詳しく解説
例えば、お父さんの相続手続きをするとします。
お父さんが若い頃に本籍地を移していた場合、現在の戸籍だけでは昔の家族関係が分からないことがあります。
そのため、現在の戸籍から一つ前の戸籍、さらに前の戸籍へと、過去をさかのぼって調べます。
このように、過去の戸籍をさかのぼって確認する過程で出てくるのが、除籍謄本です。
除籍謄本を見ることで、
・誰が子どもなのか
・結婚して戸籍を移った人はいないか
・相続人に漏れがないか
を確認できます。

よくある勘違い

✅ 除籍謄本は亡くなった人だけの記録?
いいえ、そうではありません。
戸籍にいた人全員がいなくなった結果として除籍になるため、結婚や転籍によって空になった場合もあります。
✅ 現在の戸籍だけあれば十分?
いいえ、相続では足りないことがあります。
現在の戸籍だけでは、昔の結婚歴や子どもの有無が確認できないことがあります。
そのため、出生までさかのぼって戸籍を集めることがあります。
実務上のポイント
除籍謄本は、本籍地の市区町村で取得します。
ただし、本籍地を何度も移している場合は、過去の本籍地ごとに、市区町村へ請求が必要になることがあります。
また、古い除籍謄本は文字が読みづらいこともあります。
相続手続きを始める際は、まず現在の戸籍を取り寄せて、そこから一つずつ過去へたどっていくと進めやすくなります。
まとめ
除籍謄本とは、戸籍にいた人全員がいなくなった過去の戸籍です。
相続では、
・家族関係の確認
・相続人の確認
・出生から死亡までの流れの確認
のために必要になることがあります。
まずは現在の戸籍を確認し、必要に応じて過去の戸籍や除籍謄本をたどっていきましょう。

戸籍集めで迷ったときは、まずはお気軽にご相談ください。



