【相続戸籍⑤】戸籍謄本と戸籍抄本の違いは?

相続手続きを進めていると、「戸籍謄本を取ってください」と言われることがあります。
ところが、役所の窓口や申請書を見ると、「戸籍謄本」「戸籍抄本」という似た名前が並んでいて、違いが分からなくなる方も少なくありません。
この記事では、・戸籍謄本と戸籍抄本の違い・相続ではどちらが必要なのか・請求するときの注意点について、分かりやすく説明します。
結論
戸籍謄本は「戸籍に載っている全員分の情報」。
戸籍抄本は「その中の一人分だけの情報」です。
相続手続きでは、基本的に戸籍謄本が必要になります。
なぜそうなるの?

相続手続きでは、「誰が相続人なのか」を確認する必要があります。
そのためには、戸籍に載っている家族関係を確認しなければなりません。
一人分だけが記載された戸籍抄本では、家族全体の関係が分からないことがあります。そのため、銀行や法務局などでは、戸籍謄本の提出を求められることが多いのです。
詳しく解説

例えば、父・母・長男・長女の4人が同じ戸籍に入っているとします。戸籍謄本4人全員の情報が記載されます。
家族構成が分かるため、相続手続きでよく利用されます。
戸籍抄本長男だけ、あるいは長女だけ、というように、一人分の情報だけが記載されます。
本人の情報だけ確認したい場合には便利ですが、相続では使えないことがあります。
よくある勘違い
「抄本の方が安いからそれでいい?」必要な場面によります。
相続手続きでは家族関係の確認が必要になるため、結局、戸籍謄本を取り直すことになるケースがあります。
最初から必要な書類を確認しておく方が安心です。
「名前が似ているから同じもの?」似ていますが、記載される範囲が違います。
窓口で請求するときは、「相続手続きで使います」と伝えると案内してもらいやすくなります。
実務上のポイント
最近は戸籍全部事項証明書という名称を目にすることもあります。
実は、現在の戸籍では、戸籍謄本 = 戸籍全部事項証明書と考えて差し支えありません。
相続手続きで戸籍を集める場合は、「相続で使う戸籍が必要です」と伝えるのが一番確実です。
まとめ
戸籍謄本と戸籍抄本の違いは、「全員分か、一人分か」という点です。
相続では家族関係を確認する必要があるため、基本的には戸籍謄本を使用します。
戸籍を請求するときに迷ったら、「相続手続きで使います」と伝えて確認すると安心です。

戸籍集めで迷ったときは、まずはお気軽にご相談ください。



