【相続手続②】死亡届を出した後に必要な手続きは?

ご家族が亡くなった直後は、葬儀の準備や親族への連絡などで、気持ちも時間も落ち着きません。
その中でまず出てくるのが、死亡届や火葬許可の手続きです。
ただ、死亡届を出したあとも、役所で確認する手続きはいくつかあります。
「何をどこまで済ませればいいのか」
「葬儀社に任せられることと、自分で確認することは何か」
ここで迷う方は少なくありません。
この記事では、死亡届を出した後に必要になる、火葬許可や役所関係の最初の手続きについて、一般の方にも分かりやすく整理します。
結論
死亡届を出した後は、まず「最低限やるべきこと」を順番に確認していくと安心です。
すべてを一度に理解しようとしなくても大丈夫です。
まずは、次の基本チェックリストを押さえておきましょう。
【基本チェックリスト】
□ 医師・病院から死亡診断書を受け取る
□ 死亡届を市区町村役場へ提出する
□ 火葬許可証を受け取る
□ 火葬場へ火葬許可証を提出する
□ 役所で、死亡後に必要な手続きを確認する
□ 保険証・介護保険証・年金関係の書類を確認する
□ 相続手続きに必要な戸籍が取れる時期を確認する
死亡届は、亡くなったことを役所に届ける大切な手続きです。
ただし、死亡届を出したあとも、保険、年金、介護保険、世帯のことなど、確認が必要な手続きがあります。
最近は、自治体によって「おくやみ窓口」や手続き一覧の案内があり、以前より分かりやすくなっているところもあります。
まずは役所で、
「死亡届を出した後に必要な手続きを確認したいです」
と伝え、必要な手続きを一覧で確認するところから始めましょう。
なぜ死亡届のあとにも手続きがあるの?

死亡届は、役所に対して
「この方が亡くなりました」
と知らせるための届出です。
これによって、戸籍に死亡の事実が記録されます。
また、死亡届を出すと、役所の中で死亡の情報が反映されていきます。
ただし、亡くなった方が利用していた制度によっては、保険証の返却、介護保険、年金、世帯主変更、葬祭費の申請などについて、別に確認が必要になることがあります。
最近は、自治体によって「おくやみ窓口」や手続き一覧の案内があり、死亡後の手続きをまとめて確認しやすくなっているところもあります。
それでも、死亡届を出したその場で、すべての手続きが一度に完了するとは限りません。
そのため、死亡届を出した後は、役所で亡くなった方に関係する手続きを一覧で確認しておくと安心です。
死亡届と火葬許可の関係
死亡届は、多くの場合、火葬許可の手続きとセットで考えます。
火葬をするには、役所から火葬の許可を受ける必要があります。
そのため、死亡届を提出するときに、火葬許可の申請も一緒に行うのが一般的です。
実際の場面では、葬儀社が役所への届出や火葬場との調整を案内してくれることも多いです。
そのため、ご家族が一人で役所の手続きをすべて抱え込む必要はありません。
ただし、届出人として署名するのは、通常、親族などになります。
「葬儀社に任せたから、何も確認しなくてよい」
というわけではなく、書類の内容や火葬日時などは、ご家族も確認しておくと安心です。
役所で最初に確認したいこと

死亡届を出した後、役所で確認したいのは、亡くなった方がどの制度を利用していたかです。
たとえば、亡くなった方が国民健康保険に入っていた場合、保険証の返却や資格の手続きが必要になることがあります。
後期高齢者医療制度に入っていた方も、保険証の返却や葬祭費の申請などが関係することがあります。
また、介護保険証を持っていた場合は、介護保険の手続きも確認します。
年金を受け取っていた方の場合は、年金を止める手続きや、まだ受け取っていない年金があるかどうかの確認が必要になることもあります。
ここで大切なのは、最初から完璧に覚えようとしないことです。
役所には「おくやみ窓口」や、亡くなった後の手続き一覧を案内してくれる窓口がある自治体もあります。
まずは役所で、「死亡届を出した後に必要な手続きを確認したいです」と伝えるだけでも大丈夫です。
よくある勘違い

よくある勘違いは、死亡届を出したあとに、役所で何を確認すればよいのか分からないまま、そのままにしてしまうことです。
死亡届によって、亡くなった事実は戸籍に反映されます。
しかし、保険、年金、介護、住民票上の世帯などは、亡くなった方の状況に応じて確認が必要です。
もう一つの勘違いは、相続手続きもすぐに始められると思ってしまうことです。
相続手続きでは、亡くなった方の戸籍が必要になる場面が多くあります。
ただ、死亡届を出してすぐに戸籍に反映されるとは限りません。
そのため、銀行や不動産などの相続手続きを急ぎたい場合でも、まずは死亡届後の役所手続きと、戸籍が取れる時期を確認しておくことが大切です。
実務上のポイント
実務上は、役所に行く前に、亡くなった方の持ち物を少し整理しておくと手続きが進めやすくなります。
たとえば、健康保険証、介護保険証、年金証書、マイナンバーカード、印鑑、通帳などです。
ただし、通帳や印鑑を見つけたからといって、すぐに一人で判断して動く必要はありません。
相続人が複数いる場合は、後で誤解を生まないように、見つけたものを共有しておくことも大切です。
また、役所に行くときは、一度で全部終わらせようとしすぎないことです。
亡くなった方の状況によって、必要な手続きは変わります。
まずは役所で一覧をもらい、必要なものを一つずつ確認していくのが安心です。
まとめ
死亡届は、亡くなった後の最初の大切な手続きです。
ただし、死亡届を出したあとも、役所で確認する手続きはいくつかあります。
火葬許可、保険証の返却、年金、介護保険、世帯主変更、葬祭費の申請など、亡くなった方の状況によって必要な手続きは変わります。
最近は、自治体によって、死亡後の手続きをまとめて案内してくれるところもあります。
大切なのは、最初から全部を理解しようとしないことです。
まずは、死亡届を出した後に、役所で
「この後に必要な手続きを確認したい」
と相談する。
そして、亡くなった方の保険証や年金関係の書類を手元に集めて、一つずつ進めていく。
それだけでも、次に何をすればよいかが見えやすくなります。

相続手続きは、何から始めればよいか迷いやすいものです。
戸籍集めや財産確認、今後の進め方で不安があるときは、ひとりで抱え込まず、お気軽にご相談ください。
状況をお聞きしながら、必要な手続きや進め方を一緒に整理いたします。
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