【相続戸籍⑦】改製原戸籍って何ですか?

相続の戸籍集めをしていると、
「改製原戸籍(かいせいげんこせき)」
という見慣れない書類が出てくることがあります。
しかも、実際に見てみると、
「字が読みにくい」
「昔の書き方で意味が分からない」
「普通の戸籍と何が違うの?」
と戸惑う方も少なくありません。
この記事では、
- 改製原戸籍とは何か
- なぜ相続で必要になるのか
- 読めなくても大丈夫なのか
を分かりやすく説明します。
結論
改製原戸籍とは、現在とは違う様式で作られていた、過去の戸籍のことです。
戸籍の様式が変更されると、その後は新しい様式の戸籍が作成されます。
一方で、様式が変わる前の戸籍も、大切な記録として保存されています。
相続では、その過去の記録が必要になることがあるため、改製原戸籍を集めることがあります。
なぜそうなるの?

相続では、亡くなった方について、生まれてから亡くなるまでの家族関係を確認する必要があります。なぜなら、相続人を正確に確認するためです。
そして、戸籍を過去までさかのぼると、
現在とは違う、さまざまな様式の戸籍が出てくることがあります。
その過去の戸籍記録の一つが、改製原戸籍です。
詳しく解説

現在の戸籍には、今の家族関係を中心に記載されています。
しかし、相続では、・過去に結婚していたか・ほかに子どもはいないか・養子縁組をしていないかなども確認する必要があります。
これらは、現在の戸籍だけでは分からないことがあります。
そのため、戸籍をさかのぼりながら、改製原戸籍などの過去の戸籍記録を確認していきます。
改製原戸籍は読みにくいことも多いですが、家族関係をたどるための大切な記録になります。
よくある勘違い
「現在の戸籍だけで十分ですよね?」
実は、そうとは限りません。現在の戸籍には、過去の情報が載っていないことがあります。
そのため、現在の戸籍だけで相続人を判断すると、確認不足になることがあります。
「読めないから不要ですよね?」
これも違います。
改製原戸籍は手書きで作られていることも多く、慣れていないと読みにくいものです。
しかし、「読みにくい」ことと、「必要ない」ことは別の話です。
相続人を確認する大切な資料なので、内容を確認する必要があります。
実務上のポイント
改製原戸籍でよくある悩みは、
- 字が読みにくい
- 古い表現が分からない
- どこを見ればいいか分からない
という点です。
ただし、最初から内容を完全に理解する必要はありません。
まずは、亡くなった方の出生から死亡までの戸籍を集めることを意識しましょう。
集めていく途中で、改製原戸籍が含まれていることは珍しくありません。
読みにくくても、すぐに捨てたり飛ばしたりせず、家族関係を確認する資料として見ていきましょう。
分からない部分がある場合は、
無理に一人で判断せず、役所や専門家に確認しながら進めると安心です。
まとめ
改製原戸籍とは、現在の戸籍とは別に残されている、過去の戸籍記録です。
相続では、亡くなった方の家族関係を確認するために、必要になることがあります。
読みにくくても大切な資料なので、
分からない部分は無理に判断せず、確認しながら進めていきましょう。

戸籍集めで迷ったときは、まずはお気軽にご相談ください。


